お星さまにお願い
パンスターズ彗星にいまだお会いできていません。
2011年6月6日にアメリカのハワイ州・マウイ島で発見された
パンスターズ彗星は、木星の軌道よりも遠い当時の位置から
太陽に向かって進み、今月の10日、
太陽にもっとも接近して今はまた離れつつあります。
この彗星、
「3月下旬から4月上旬は、日の入り後の西の空、
日の出前の東の空と、1日に2回見ることができるようになります。
ただし、いずれにしても太陽から見かけ上
あまり大きく離れることがないため、
きわめて低空でしか見ることができず、
観察条件はよいとは言えません。」
(国立天文台サイトより引用)
しかも当初の予測より彗星が明るくないようで、
肉眼での確認はよほど条件が良くないと難しいようです。
そんな中、私この両の眼でしっかと
とらえてやる気満々なのですが
いかんせん曇天雨天と天候が崩れたり…
何より気がつくと日が暮れた後だったり…
時速1400kmで回転している地球の速さを
見せつけられる毎日です。
運転速度は時速40kmが性に合う山中には
どうも地球は早すぎるようです。
こんな風に地球人としての自信を喪失しつつも、
どうしても見てみたい理由。
それはこのパンスターズ彗星が太陽に近づくのが
今回一度きりで、二度と戻ってこない彗星だと
考えられているからです。
今現在、地球にいる自分たちしか観測できないほうき星なのです。
話は少し変わって、人が一生のうちに出会える人数について
「 何らかの接点を持つ人が3万人。
そのうち近い関係(
さらにそのうち親しく会話を持つのが300人。
友人と呼べるのが30人。
親友と呼べるのが3人。」
だという一説があります。
人間を星にたとえたら、
3万個の星が偶然自分の近くを通り過ぎていき、
300個の星が夜空に輝き、
3つの星と自分の軌道が少しだけ重なる、
と言えるかもしれません。
どの出会いにも目を大きく開いて歓迎体制で
ひとつひとつ大切にしたいものです。
ただし皆さまには少しスピードを緩めて後ろを確認して
いただく必要があると思います。
わたくし必死に追いかけておりますので。
なんせ時速40km。
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