「ハッチの一生」の巻
突然ですが、蜂をご紹介します。
アシナガバチの不思議な生態。
①4月~5月
ハチが1匹でとびまわる姿を
多く見かけます。
このハチは冬を越えた女王ハチ
自分の子どもを産むために
たった1匹、巣作りに専念する時期です。
巣は木の皮をかじって
だ液と混ぜながら作ります。
これくらい子ども部屋を作ったら、
ひとつの六角形部屋につき
ひとつの卵を産みつけます。
それからは とことん巣につきっきりで
女王の育児が続きます。
②5月~6月
卵からかえった子どもたちに
エサを運び続ける毎日です。
(子育てにいっしょうけんめいで
まわりのものには無関心です。
アシナガバチは実は
めったなことでは攻撃しません。)
ちにみにメニューはケムシやカメムシなど
アシナガバチが益虫だといわれるのは
彼らが害虫を食べるためです。
さて、最初に生まれた子供たちは
みーんな女の子です。
この女子たちはお母さんを助ける
働き蜂として生まれてきました。
こうして女王ハチは産卵に専念して、
娘たちが巣づくり、狩り、育児を担います。
③夏~初秋
わが娘たちの働きのおかげで
ドンドン巣は大きくなり、
ファミリーの人数も増えていきます。
そして夏、女ばかりの一族に
坊やが生まれるようになります。
待望の男の子です
しかしこの男子たち、まったく働きません。
針ももってないので、刺しもしません。
「せんせーい、男子たちがぜんぜん
はたらきませーんヽ( )`ε´( )ノ」
ですが、これでいいのです。
来年の新女王との間にこどもをつくることが
このオス蜂の 重要な使命なのです。
ですので、新女王もこの時期に育てます。
④秋
この頃になると、巣はもっともふくれ上がり
ハチの数もウヨウヨです。
※ ハチの巣 駆除の依頼が殺到するのも
この時期になります。
たしかに見た目におそろしい…
しかし、彼らの命もあとわずかです。
新女王ハチを残して、
旧女王・働きハチ・雄ハチは冬を越さず
寿命を終えます。
①~④を繰り返し、
アシナガバチは生きています。
今はちょうど①の時期ですね!
ゴールデンウィークに
お庭のお手入れをしようとして
ハチの巣を発見することが
あるかもしれません。
「アシナガバチは様々な昆虫を餌としています。
ケムシやカメムシといった多くの害虫も含まれ、
活動期のほぼ毎日休みなく続く
働きバチ達の「狩り」は
私たちの生活環境の中で
重要な役割を果たしています。
毒針を持っていますが
性格は比較的おとなしく、
刺激をあたえない限り
刺されることはありません。」
生活するうえで、どうしても
支障をきたすため
巣を撤去したいのならば・・・
秋ではなく
①の今この時期がいちばん安全で、
ハチにとっても良いですよ。
女王ハチが狩りにでかけている間に
ポキッと巣を落とす方法です。
駆除の方法や、
万が一刺された時の対処など
堺市のホームページで詳しく
説明されていたのでペタリしておきます。
★堺市のアシナガバチ
参考にされてみてください(o^-^o)
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