花壇・菜園で育てるもの
自然浴工房がプランをご提案するときに
「これだけは絶対に、絶っっ対にやめときんしゃい!!」と
オススメしないことの1つに
土をいっさい排除した外構
があります。
雑草の処理に苦労したくない気持ちは…重々承知ですが、
コンクリートや砂利で土を覆いきってしまうのは
それダメー!
特に小さいお子様がいらっしゃるなら尚のこと。
土遊びは、ものを見たり聞いたり 触ったりして五感を養い
さらに日光を浴びたり、菌への抵抗力をつけたり
子どもの心と身体をたくさん育ててくれる魅力的な遊びです。
もちろん、大人にとってもそうです♪
土を触るとリラックス効果があるといわれています
最近では「草むしりは やりたくないけど、家庭菜園や
ガーデニングには興味があるなぁ」なんてご希望も増え、
花壇をプランに盛り込ませていただくことが多くあります。
いいですねぇ~(*^^)v
その気持ちが嬉しいので、花壇の土作りは特に張り切っちゃいます。
クワを構えてエッチラオッチラ。
でも悲しいお知らせ…
良い土というのは【育てる】ものなんですよね…
ほとんどの方は、とにかく植えれば植物は育つものだと考えていますが、
育つ or 育たないは、土にかかっているといっても大げさではありません。
佐賀の新築物件は「田んぼを埋め立てて宅地造成した土地」で
家をしっかり建てるためにガチガチに硬い土を持ってきていることが多く、
もぉ~これが植物 泣かせなこと!!
外構 泣かせなこと!!
さー掘るぞー!とスコップを突き刺しても、10cm下からぜんぜん刺さらない…。
これではスコップよりも柔らかい根っこが、伸びにくいのは当然の話で。
水はけも悪くて、植物にとって地獄の土とでも言いましょうか
柔らかければ良い土、というわけでもありません
想像してください。
高い木がたくさん生えている林にいます。
足元には落ち葉がたくさん。しっかり踏みしめないとズルッと滑りそうです。
表面の落ち葉を掻きわけると、小さくクズクズになった落ち葉が。
さらに掻きわけると、少しカビくさい土特有のにおいがして 黒い土が表れます。それそれ、それが 良い土 なんです
有機物、菌、微生物、それからミミズなどの土壌動物が
いなくては 良い土とはいえません。
これらの目に見えないたくさんの命のはたらきの上で
やっと植物もすくすくと育つことができるのです。
家を建てるため、外構の仕上げのために外から運ばれたばかりの
土の中には、この小さい命はほぼいない状態です。
突如、植物を植えたところで元気満々に育つのは不可能でしょう。
だから土も【育てる】必要があるわけなんです
私たちは花壇の中を、なるべく深く土を掘り起こし フカフカに柔らかくして、
落ち葉の代わりにバーク堆肥という 微生物のご飯を土に混ぜた状態で
お客様に引き渡していますが、これはほんの始まりに過ぎません。
この土に菌や微生物が寄ってきて、生態系が豊かになるように育ててあげてください。
(そのために、植え替えのときにはガッツリ掘り返すこと!
ミミズがいても追い出さないこと!
難しいことをいうと、土が酸性やらアルカリ性やら
肥料がなんたらかんたら、ありますが)
とにかく、土も緑も育てていこう~♪と考えていただければ幸いです
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コメント
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なるほど、なるほど~😃
全面砂利にせず土を残していただいて良かった~とホッとした内容でした☺
投稿: S邸 | 2017年2月20日 (月) 11時14分
S様へ
コメントありがとうございます!
おぉ
少しでもそう感じていただけたなら、とっても嬉しいです♪
S様邸でも土がすくすく育ちますよーにヽ(´▽`)/
投稿: 山中 | 2017年2月24日 (金) 18時20分