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2017年12月

2017年12月30日 (土)

招かれざる草、上からくるか下からくるか

外構工事は当然 外から丸見えなので、ご近所の方から声をかけていただくことも多々あります。

「キレイにしよんさーねぇ」
とか
「立派になったー」
などなど。とても嬉しいです

中でも、特に興味津々でお声がけいただくのが防草シート張り作業中です!

やっぱり どのお宅でも草むしりで難儀されているからでしょう…。
「コレ(防草シート)したら草は生えてこないの?」
という お尋ねの多いこと多いこと。

Bousou
↑防草シート張り 作業中
 


今回はズバリお答えしようと思います!

雑草は生えます!
なぜなら草の種は風に乗って飛んでくるからー

くるからー


くるからー

くるからー

くるからー



ごくごく普通のことを大文字で言うのも恥ずかしいのですが、
私たちが「雑草」と呼ぶ植物の多くは敷地外から、雨、風、動物によって種が運ばれてきます。

Tanpopo

そして防草シートの上に敷かれた砂利へ着地します。
種たちは こう思うでしょう。

Zassou

「え。何ここ。厳しすぎるんですけど!」
 

砂利は種が根づくには厳しい環境なので、ほとんどは成長できずに枯れていきます。
ほんの一握りの種が、根を張り、芽を出し、葉をのばします。

ですがこの草たちは、不安定で栄養のない砂利の上で根をしっかり張れずヒョロヒョロで
簡単に抜くことができます。

これが防草シート(+砂利)の効果です!
生える雑草がかくだんに減ります。そして抜きやすい。



(すこし脱線して)



それではもし。もし防草シートが目が粗く薄いものだったら、どうなるでしょうか…。
こちらをご覧ください。

Kusakusakusakusa

ご新築時に建築会社さんによって張られた 防草シートと砂利ですが
上にはポツポツと草が生えています。

砂利を除けてみましょう。

Kusakusa

あれま、草はしっかりとして動きません。

Kusa

なんと!粗い目をかいかい根を貫通させています。
引っこ抜くのにも 通常の草むしりと同じくらいの力が必要です。

Kusakusakusa

見事なあなっぽこが…。

ウエストのきついズボンを履きつづけ、ズボンが辛抱たまらず伸び広がっていった。
そんな感じの貫通です。

これではまたこの穴の上に着地した種たちの 格好の根づきポイントになってしまいます。
やはり防草シートには強さが必要ですね。

自然浴工房で扱っている防草シート〔ザバーン240〕のホームページはコチラです。
実際に触ってみたいお客さまは、お気軽にお声がけください!



(脱線おわり)



想像をふくらませて…敷地を透明のドームで囲ってみましょう。
これで、風、雨、動物は敷地内へ種を運ぶことはできません。

Snow_globe_snow_dome

これだったら防草シートを張らずとも雑草が生えないのか?


いいえ…
雑草は生えます!
なぜなら草は土を潜ってのびてくるからー


くるからー

くるからー

くるからー

くるからー



ねー。先ほどと言っていることが違います。
日本にはおよそ7,000種もの野生植物が存在しますから、
風に乗って種を運ぶものもあれば、地下から陣地を広げるものもあるわけです。

よく聞く困った雑草の代表格であるスギナ、ドクダミ、竹なんかもこのタイプです。

Takechika

地中に地下茎とよばれる茎を 縦横無尽に伸ばすという生存戦略を選んだ植物です。

草むしり中、草を引き抜いたら周辺の草たちと根っこ(地下茎)で繋がっていた、という経験がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なかなか厄介な相手です。

そこで防草シートを張ってみます。

いざ地表に頭を出そうとしても 防草シートが邪魔をしているので日の光を浴びれないまま草たちはほとんどの面積で弱って枯れていきます。

「真っ暗だよー閉じ込められたよー」
草たちは必死になるでしょう。

ほんの少しのすき間に頭をグイグイ押しつけて生きようとします。

Sheetkusa

「ぷはー 出れたー」



…。
これがなかなか抜けない。絶対抜かせないという気概が感じられるしつこさ。
無理に引っこ抜いても、よけいに広がったすき間からまた生えてくる。

防草シートを張っていても生えるんです。
ただし生えてくるのはすき間だけ、これが防草シートの利点です!

もちろんすき間を極力なくそうと、シートを大きく重ねたり、すき間をザバーン接続テープで塞いだりしてはいるのですが…植物たちの力は大きいです。


Q.防草は上からくるか下からくるか?

A.どちらからも。どこからも。


Q.防草シートを張れば草は生えないのか?

A.草は生えます。
ただし、少しだけ。
ただし、抜きやすい。
ただし、すき間だけ。


これが今の正直なお返事です。





さらに想像を膨らませて、透明のドームで地面の中までも囲んだら
たしかに敷地外から植物は入ってきません。
ですが…風も入らない、雨も入らない、生物も入らない場所はきっと人間は生活できないんじゃないかと思います。

90年代初めアメリカで、外界と遮断された閉鎖空間で生活・生存できるのか 男女8人によって2年にわたり行われた実験を思い出します。
結果は、私たちの考えるより 私たちがはるかに大きな生態系のたった一部であったことの認識不足を突き付けられるものでした。

日本の野生植物種は7,000種。
それぞれの生存戦略でここまで生き延びた種です。
それぞれの方法で生きる場所を獲得しようとしています。

「敵ながらあっぱれ!!」という気持ちをちょっとでも持って、いざ人間代表として雑草対策に臨むことにします。


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